2011年8月22日月曜日

OpensimでのHeart Reef Resort風景より


Opensimでのエントランス地点。


2011年3月末でSecondlifeから撤退して以来、
白の楽園 Heart Reef ResortはOpensimに無事お引っ越しを済ませ
セカンドライフに存在していたままの姿でのんびりメンテナンスを続けています。


近頃よく尋ねられますが、Avinationではありません。
Heart Reef Resort専用のサーバーを独自で立ち上げており
現段階ではどのGridにも属さない、完全独立(Stand Alone)タイプで
外部から自由に接続出来る運用(HyperGrid)を行っています。

少々大げさに言いますと、自分があたかもリンデンラボになったかのような
一貫したサーバー&データベース管理が可能です。
シムその物(OAR)や、インベントリ(IAR)、データベースのバックアップ(SQL)も手軽に出来るため
PC間のデータお引っ越しも楽ちんですし、メモリースティックにシムを持ち運んで運用も可能です。


HRRに関しましては諸般の事情で、
不特定多数の一般公開はまだタイミングを見計らっている所ですが、
セカンドライフに準じた性能で安定稼働をしており、
近い将来、誰しも気軽に入ってこれるような設定にするつもりでいます。





ご覧の通り、セカンドライフの景観そのままで今も存在していますよ~。




現段階で9個のシムを運用しています。
それぞれのシムのプリム数は45000です。
各8万プリムまで増やせますが、今はこれで十分っていう感じです。



ミコノスの商店街エリアの風景より



風車まわりの景観





HRR専用のアバター登録画面。
残念ながらセカンドライフとの相互接続はリンデンラボの方針で不可能に
なっているため、HRRへの接続には専用のアカウントを作成する必要があります。


まだまだOpensimの需要はメジャーではなく、あくまでSecondlifeありきの
マイナーな存在ではありますが、いつの日かセカンドライフがサービス終了なんていう
思わぬ日が訪れた際、Opensim機能をホスト運用出来る個人さんが相互接続しあい、
自分のアバターであたかもSLのように各々のシムを行き来する時代がやって来るかもしれません。

実は海外コミュニティでは随分前よりOSGridなどなど仮想空間はいっぱいあります。
最近でもAurora、New World Grid、Kitelyなど新興Gridもあります。
そして各々の独立Gridが、Hypergate機能を通じてアバターのテレポート移動が出来ます。
リンデンラボを見限ったユーザー、SL無き後を見越したユーザー、
教育関連や非営利メインのユーザーたちで成り立っているのでしょう。
今は、セカンドライフと比較するとユーザー数は
圧倒的に笑っちゃうほど少ないですが、シム数はOpensimが勝っています。
さて、数年後はどう変わっていく事でしょう。


AVINATIONのような営利運営のGridは別とし、
個々でサーバー運用が出来るメリットは
月額維持費が全くかからない事が一番優れた点と言えます。
(サーバー等の必要機材を揃える経費は別ですが、お古のPCでも十分稼働します)
息の長~~い非営利スタンスの創作活動には理想的と言えそうです。
セカンドライフはとかく士気を奪われるような事がわんさかありましたが、
Opensimを約半年運用してきての感想は、
「辞める理由が見当たらない」という所が一番の大きな違いかもしれません。


さて、
Opensim立ち上げに関しての日本語情報は
ググっても中々見つからないと言っても過言ではありませんね。
あっても情報が古かったり、外部接続を受け入れる設定まで指南するサイトも皆無と言えそうです。
日本人はSL以外に興味が無いのかな?ともかく需要が全く無いのでしょう。
一方、英語ベースでの海外コミュニティでは
Opensimの運用に関してのサイトはたくさん存在しており
日々情報交換が盛んに行われていまして、活気があるなぁと個人的に感じます。


開発がある程度済んでしまったSLよりも、まだまだ未発展のOpensimの方が創世記の頃のSLを彷彿とさせて参加者を魅了してるのかなぁ。
RL生活でも、貧乏な時代の方が豊かだったぁ、ていうのはあったりしますよね 笑



私の環境がWindowsのため、
Mac & Linuxユーザーさんにはお役に立てないかもしれませんが
時間が出来ましたら、私もこれまで培ったOpensim運用に関する情報を
ブログ記事として取り上げて行こうかなと思っています。


創作が楽しいセカンドライフですが、
そうしたセカンドライフ環境をそっくり再現しちゃう感覚のOpensimも
驚きと感動で知的好奇心を満足させちゃうかもしれません。
DIYが好きな人にはたまらないかも!?


日進月歩で進化し続けるOpensim。開発チームの動きはこれからも見逃せません。


それでは~!