2011年11月6日日曜日

【エーゲ旅行記】イメロビグリ2日目~フィロステファニ観光

10月17日 イメロビグリ2日目。

夕べからの雨。目が覚めてもまだ降っていた。

どうもこの旅は雨に見舞われる。これでもう何日目だろうか。通算7日目になると思う。
こうなると雨男と呼ばれても仕方がないのかもしれない・・

今朝はサントリーニに来て一番寒い始まりだった。
エアコンをつけているから室内は暖かく洗濯物もすぐ乾くとはいえ、
ドアを開け、死ぬほど美しいサントリーニの景観をテラスで拝もう物なら
すぐに体が冷えてブルブルしてしまう始末。



今日の朝食


何という不運。本当ならテラスで快適にオシャレに過ごしたいのに!!
今日も巣ごもりかなぁ、とがっかりしていたけど、風邪引き覚悟で
「サントリーニといえばこの教会!」がある、フィロステファニという隣町まで散策してみることにした。
道中は本当に寒かった。北国の男でさえブルっちゃうくらい吹き付ける風と雨。
ミコノスのピネロピホテルのおばあちゃんからもらった折りたたみ傘をさしながらの散策。

あぁ、これが晴天だったらどんなに印象が違ったであろう、という美しい道。





どこから見ても感動してしまう絶壁に張り付く建物たち。
やっぱり白壁の街は太陽光で出来る薄い影があってこそ生き生きし出す。
花やサボテンの鮮やかな色合いは、強い日差しがあってこそだ。
しかし今日はそれが無い。すごく残念。
2つの見知らぬ教会を通り過ぎ、何だかあっという間に(20分ほど)でフィロステファニに着いてしまった。
あまりにあっけない到着に、突然ワクワクがわき起こり写真を撮り始めた。
セカンドライフのシム創作の過程で何度も、何年も見てきた資料画像の風景が、今右を向いても左を向いてもあるのだ!
わーーー!!あれはここにあったのかー!今までのジグソーパズルの断片が接続し合う。




















Boats on the roof








一歩一歩の速度が極端に落ち、デジカメのバッテリーがすぐに無くなって予備と交換。
はぁ・・・雨でさえ無かったら、、と寂しい思いを抱きながらも撮らずには進めない。
レンズが水滴で濡れる度に拭きながら。


誰もがポストカードで見たであろう教会に辿り着く。


正面はこうなってる

Farewell to Secondlife12


でもみんなが知るのは裏からのアングル
見たことあるでしょう?



そこに突然、日本人カップルがやって来た。ウェディングドレスで正装だ。
この激寒な天候で肩を露出するドレスはかなり寒そう・・・
まぁ新婚ほやほやなら寒さなんて関係ないよね?
彼らはハネムーンの撮影をし始めた。
プロのカメラマンとコーディネーターと思われるバイリンガル女性と共に。
パパっと撮影を終え、慌てて車内へ戻って行ってしまった彼ら。

それにしてもこの教会の前で写真を撮るなんてロマンチックだなぁ、、と羨ましく思う。
きっと誰もが憧れるんでしょうね。
いつの時代も新郎さんは新婦さんの添え物。
新郎さんはやれやれと言った表情で、ハニカミながら俺に目線を送っていた 笑
何気に俺もコソっと彼らの写真を盗み撮り。とても愛の島ならではのショットになりました。

お幸せに!!^^



さて、俺も体がガッツリ冷え込んだ。ホテルに戻ろうか、と思ったとたん、
トイレに行きたくて仕方が無くなった。
困ったことに通行人に聞くも、レストランがこの先にあったよと行くも無人。
その先のカフェは随分遠くだ。間に合いそうもない。
んーーー。いけない発想が思い浮かぶも、まさかな。そりゃまずいだろう。
ここに住んでいると思われるギリシャ人のおばちゃんにヘルプする。
「トイレはどこかにありませんか?」
「ん?無いよ。なあに、そこでしちゃえばいいさ」
見ると人気のないスポットがある。
「え、ここで??」
「もちろん。大丈夫大丈夫。気にしないでいいよ」
そうして、かの有名なサントリーニ教会のすぐ真下で、お国変われば逮捕になっちゃうことをした訳です。






帰りの道中、やけに身が軽くてあっという間にホテルに着いちゃった。
途中、中国人観光客とすれ違った。
サントリーニではどこ行っても中国人ばっかりだ。
彼らは常に軍団でやって来ては、嵐のように過ぎ去ってゆく。
とにかく騒々しくてたまらない。はっきり言うとうざい。
皆びっくりするくらいの高級一眼レフを首に下げ、どんなおばちゃんでもバカ長い望遠レンズを付けている。
想像出来ますか?誰もコンデジなんて持っていない。馬鹿でかい一眼レフなのだ。
Canon, Nikon, オリンパス、どれもMade in Japan。
正直ミスマッチすぎて滑稽だ。一度どんな写真が撮れたのか見せてみい!とも思ってしまう 笑
昔の日本人もあういう風だったのだろうな、と思いながら、俺も中国人と思われてるとシャクだと感じた。
あ、あと中国人男性は坊主頭が多いなぁ。


さて、話を戻しホテルに着いた俺は、今日はもういっさい外出しないぞ!マジで風邪引いてしまうぞー!と
夕方4時にタベルナに入り、夕食を取ることにした。
とにかくまず体を温めるためにコーヒーをまず飲みたかった。
ホテルのヤカンの底にはカビがごっそり生えていて気持ちが悪くなっていたので
まぁ仕方ない。高くつくけど旅の最中に風邪なんて引いてられない。体を温める食事を取ろうと思った。
今日の料理は美味しかった。
タコのビネガー炒めと、チキンスブラキ、パスタ、そしてギリシャコーヒー
何だかどれもこれも美味しく思えた。
難点を言えば調理方法はちっとも手が込んでないのに高めの値段設定。
観光地ならではなのでしょうか。
日本で同じような物を頼めば3分の2で食べれると確信。
28ユーロ。ぐは。貧乏旅行なのに。







ところで俺はグルメではないけど飲み物にはちょっと好みがうるさい。
ギリシャに限らず西洋のジュースや、カラフルでどぎついパッケージの飲料が好き。
なので毎日スーパーでジュースを買う時がいっちばん楽しい!
ミネラルウォーターも好きで、こっちは1.5リットルで50セントくらいだから本当安い!
その代わり普通の350mlコーラとかは3ユーロとかする。逆に高っ。
まぁ買う場所にもよるんだけどもね。



おなかいっぱいになってホテルに戻り、今朝から不安定だったwifiの接続を試す。
今日出かける前にフロントでヘルプ求めたら、きっとアルバイトだろうと思われる男がレセプションに張り付いていて、
その男は、「サントリーニでは良くあるんだよ。島全体のネットが不安定になるのさ。」
「30分もしたらまた試すとうまくいくさ。心配いらないよ」と言う。
今はもうその4時間くらい経っていたので、いくら何でもおかしいから抗議に向かった。
「あのさ30分したらうまくいくって言ってたけど、ちっとも改善されてないんだけど、何で?」
ベラベラベラーと文句をまくし立てたらば、さっきまで本当に偉そうな態度だった男が目をまん丸にして急におとなしくなった。
人が変わったようにビビり始めたその男にwifiルーターの位置はいったいドコなんだ?と調べさせ、再起動させ、再度接続実験を試す。
いちいち変な英語で「うまくいっただろう?」と繰り返す彼に一蹴。
「あのさ、さっきから言ってるけどいっさい繋がらないんだよ。俺の言ってる意味分かるか?」

なんともかんとも・・・・ギリシャのサービスはこんな程度。
終始、why?のジェスチャーをしていた。俺は知ーらね、ていう態度。
これ、俺が特別かんしゃく持ちだからではないですよ、誰でも怒り出すくらいのお粗末さ。
客の前で従業員同士が突然、子供っぽいケンカを始めるくらいだから。
机に置いてるジュースはいったい誰のだ?というケンカ。

本当ならギリシャのルールに従ってこっちものんびりするのがいいんだろうな。
でもネットに繋がらないと明日のホテルのブッキングが出来ないのは痛すぎる。
繋がらないと分かってこのホテルで延泊もしたくない。
はたまた彼の言うとおりに島中のネットがイカれているのならどこへ行っても一緒という事になるが。
皆さんもサントリーニに来る時はWi-Fiが繋がる保証はどこにも無いので、ケーブル接続出来るラップトップを持参するのがいいですよ~。タブレットPCは危険 笑
ミコノス島のWi-Fiは快適だったんだけどね。

サントリーニは田舎。住民さんたちはの~んびりしています。
ここに住むとしたら神経100本くらい抜かないとやってけなさそう。笑
これこそスローライフ。とてもいい体験だ~

ところで一匹の野良猫ちゃんと仲良くなった。
部屋にまで入ってきて3時間くらい一緒にのんびり過ごしました。


 外がめちゃめちゃ寒かったからだろうなあ。 





つづく


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